2016年3月23日水曜日

中級会話:【ドラマ】透き通った一日


世にも奇妙な物語  透き通った一日



登場人物:この人たちはどんな人、どんな性格だと思いますか?


下山純子(しもやまじゅんこ):________________________

村田さちよ(むらたさちよ):_________________________


★ 新しい言葉を調べて、使ってみよう!

何の変哲もない:_________________________
少女:       _________________________
よりによって:   _________________________
超:         _________________________
御苦労さん:   _________________________
辛い:       _________________________
どっきり:     _________________________
まさか、:     _________________________
世間的:     _________________________
まし:       _________________________
ヤバイ:     _________________________
不倫:      _________________________
サボる:     _________________________
倒産:      _________________________
突き落とす:   _________________________
外傷:      _________________________
多少:      _________________________
よりによって:  _________________________
避ける:      _________________________
転校生:     _________________________
管理責任:    _________________________
遺書:       _________________________
裏切る:      _________________________
グル:       _________________________
ウザイ:      _________________________

★文法を練習しよう!

①普通形+じゃん!:
意味:~でしょう。(話し言葉 、東日本でよくつかわれる。)
例文: 先生:はい、これからテストを始めるよ。
     学生:先生!今日はテストがないって言ったじゃん!
     学生:え~、今日もテスト!?昨日、テストしたじゃん!

オリジナルの会話を考えてみよう:

 (       ):_________________________
 (       ):_________________________


②っていうか、~
意味:というか/ところで (話し言葉。話題を変える時に使います)
例文: Aさん: このケーキ、超おいしい!っていうか、Cさん、遅いね。いつ来るのかな?
     Bさん:さっき、メールで遅れるって言ってたよ。っていうか、Dくんって、超イケメン!

オリジナルの会話を考えてみよう:

 (       ):_________________________
 (       ):_________________________


③普通形+くせに~:
意味:のに (相手が悪い。自分は悪くないという気持ちの時に使う)
例文: Aさん:B君って、お金持ちのくせに、すっごいケチなんだよ。
     Cさん:そうそう!
         昨日も「僕がジュースをおごるよ」って言ったくせに、結局割り勘だったんだから!

オリジナルの会話を考えてみよう:

 (       ):_________________________
 (       ):_________________________



★聴き取りましょう : 1分20秒後からスタート!

(保健室で) 

純子:あ、先生。

やっば(ヤバい)、_____________________

ちょっと、_______________________________じゃん!

(教室で)

純子:わぁ、超ラッキー

ねぇねぇ、_______________________________________

先生:はい、みんな席につけ。

村田、______________,下山の机____________________。

純子:あの、先生。これくらい___________________________。

さちよ、_______________________________________。

さちよ?

先生:_________________。

安井は下山と仲が良かったから、余計辛いだろう。

下山が________________________________________。

純子:は?私?

って言うか、何泣いてんの?

先生:みんな、下山純子の事を1分間考えよう。

(泣く)

純子:これってまるで。。。。。( A )

_____________________________________________?

あ、わかった、ドッキリでしょ?

もう、嫌だなぁ。先生までグルになっちゃって。

ねぇ、_______________________________________。

え?なんで?まさか。。。。

うそ!私本当に。。。。( B )。 って事は。。。。。( C )

(保健室で)

純子:ねぇ、起きてよ。起きてってばぁ!

________________!どうして?

私まだ___________。楽しい事とか______________全部

__________________________________!

_______________して、________________って、

________________して、そうゆう事__________________

まだ_________________。起きてよ、私!こら!


★ 見ながら答えましょう

・主人公は物に触ることができない自分に驚き、やっとあることに気がつきます。
 何に気がつきましたか。

_______________________________________

・先生が言った「こんなことになるなんて。」とはどんなことですか。

_______________________________________


・保健室に戻った主人公はベッドに寝ている自分を見てどう思いましたか

_______________________________________


・教頭先生と主人公の母親は(           )の関係で、
 主人公の父親の会社は(           )していた。

・誰かに突き落とされたと思った主人公が教室に戻るとクラスメイトは主人公のことを
 どのように話していましたか。

_______________________________________

・クラスメイトに「じゅんこはさちよと仲がいいの」と聞かれ「ううん」とじゅんこは答えました。
 どうしてでしょう。

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・「私も一緒だ、あの人たちと・・・」とじゅんこは言いましたが何が一緒なのでしょう。

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・じゅんこはどうしてさちよに触れることが出来たと思いますか。


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このビデオを見てどう思いましたか?
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_______________________________________
_______________________________________

貴方の国にも【いじめ」はありますか?
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_______________________________________
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ある人は”【いじめ】はいじめる方も悪いけど、いじめられる方も悪い”と言いました。
どういう意味だと思いますか?
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_______________________________________
_______________________________________

この意見に対して、貴方はどう思いますか?
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内容:

『透き通った一日』 


保健室で目が覚めた純子は、気持ち良さそうに思い切り伸びをする。
そこへ、保健室の先生(吉瀬美智子)が携帯で話しながら戻ってきた。
声をかけても、先生は携帯で何やら報告をしていて彼女には 振り返らなかった。
教室に行くと、クラスメートはみな、深刻な顔つきで話をしている。
声をかけようとすると、担任(鈴木浩介)がやって来た。
親友の安井が、純子の机に花を置く。 「下山がまさかこんなことになるなんて・・。
みんな、下山純子のことを、一分間、考えよう。」
先生の言葉に、生徒たちが泣き出す。
「これってまるで・・」
 「ちょっと待ってよみんな。 何かの冗談でしょ? あ!わかった!ドッキリでしょ。
 もう嫌だな。先生までグルになっちゃって。
 ね、ちょっと・・みんな答えてよ! 幸代!」 親友の肩を叩こうとした純子だが、純子の手は親友の体をすり抜ける。
「なんで・・ まさか・・。」 試しにドアに突進してみると、純子の体はドアをすり抜けた。
「うそ・・私本当に!? ってことは・・」
保険室に戻った純子は、恐る恐る、ベッドを覗き込む。
すると、そこに自分が横たわっているのを見つける。
 「え・・・ ねえ、起きてよ。起きてってば。
起きてよ純子!純子!! ・・・どうして!? 私まだ16だよ。
 楽しいこととかやりたいこととか、全部これからじゃん!
恋愛して、彼氏作って、デートして、 そういうこと何一つしてないんだよ!
ねえ!まだ死にたくないよ! 起きてよ私!こら!!」
そこへ教頭(石丸謙二郎)と保健室の先生がやって来た。
「死んでるように見えんね。 本当に死んでいるのか?」と教頭。
 「ええ。外傷がないのは、落ちた場所が幸い花壇の柔らかい土の上だったので。」と保健の先生。
 「落ちた!?」
「困ったな・・飛び下り自殺か・・」と教頭。
 「自殺!?ちょっと待ってよ!」
「下山さん・・よく保健室に来てましたし、 何かクラスにい辛い事情でもあったんじゃないでしょうか。」
「違うって!ただ授業サボりたかっただけだって!」
 「彼女、転校生だったし、もしかして、色々と悩んでたんじゃ。」
「ちょっと!勝手に話作んないでよ。」
「親に連絡はしたのか?」
 「ええ。自宅にかけましたが留守で。
父親の会社の方にもかけてみましたが、そちらも繋がらなくて。」
校長からの呼び出しで、教頭先生がいなくなると、 保健室の先生は舌打ちする。
「まったく、どうせ死ぬんだったら学校外でやれっつーの!」
「え・・あの優しい加美西先生が!? えぇ・・。」
教頭が戻ってきた。
 「教頭先生、校長は何と?」
 「市長との会食が抜けられないそうだ。 とにかく・・校長が戻られるまで、待とう。」
「ええ・・。」
 「会食!?どっちが大事なのよ!! 怪しい!」 教頭を尾行する純子。
教頭の携帯を覗き込む。
 「山田一郎? こんな時そんな普通すぎる名前の人に電話してんじゃないわよ。」
「福留ですが。」と教頭。
 「こんな時間に、どうしたんですか?」
「え・・お母さん!?」
 「実は・・純子君のことで、ちょっと・・。」
「どうかしたんですか?熱でも?」
 「ええ・・まあ・・」
 「ていうか、何でお母さんの携帯知ってるの!?」
「ちょっと・・来て貰おうかと思って・・ それと、ご主人の会社にも電話したんだが、 番号変わった?」
 「実は・・先月倒産しまして。」
 「と、倒産!? だって、今朝もお父さん・・ そんなこと私には一言も・・」
「何か困ったことがあったら、私に。」
「いえ・・もうお会いする余裕はないかと・・」
「そうか・・。寂しくなるな・・。」
 「・・・え!? っていうことは・・ お母さんと、教頭先生が・・不倫!? 嘘・・しかもよりによってこんな・・」
 混乱した純子は屋上へ。
 「私・・何も知らなかった。
 何一つ知らずに生きてきたんだ。
 ここから落ちたの?私・・。」 チャイムが鳴る。
 その時、純子の記憶が蘇る。
屋上で気持ち良さそうに伸びをする純子。
その直後・・ 純子は誰かに突き落とされたのだ。
 「そうだ!私は飛び下りたんじゃない!殺されたんだ!」 教室に戻った純子。
 「私を殺したのは誰なの? まさか・・この中にはいないよね。 ううん、そんなはずない。 だって、みんな私が死んだこと、あんなに悲しんでくれたし。」
「でも純子ってさ、ちょっとうざかったよね。」
 「そうそう。話してもつまんないし。」
「だよね!」
 「そんな・・私、みんなと上手くやっていたはず。」
「そのくせイイコぶってるし。」
 「エリ・・」
 「でもさっきみんな泣いてたよね。」
「そりゃ泣いておかなきゃダメな感じだったじゃない。」
 「そうだよね。」
「バカじゃない。」
 「気づいてないの?」
「もうやめて!!」
 生徒たちの笑い声に頭を抱えてしゃがみ込む。
 だが誰も純子の叫びに気づかない。
純子の体が消えかかる。
 「何これ・・。 私消えちゃうってこと!? やだよ、このまま死んじゃうなんて。」
保健室に戻った純子は自分の遺体の前に座り込む。
 「死にたくないよ!」 そう強く願った時、消えそうになる体が戻る。
 校長、教頭、保健室の先生、担任がやって来た。
 「警察には連絡してないだろうね。」と校長。
「はい。まったく余計な問題を起こしてくれました。」と教頭。
 「で、飛び下りたというのは、見た者は?」
「おりません。」
「遺書は?」
「今のところ、ありません。」
「ということは・・誤って屋上から落ちた、とも言えますね。
我々が事故だと言えば、誰も疑うことはありません。
 事故でも多少の管理責任は問われるでしょうが、 世間的には、自殺より数倍マシでしょう。」と教頭。 「ですが・・」と担任。
 「そういえば君たち、近々結婚するそうじゃないか。」と教頭。
 「え・・」
「校長も私も、二人の将来を考えて、言ってるんです。 よろしいですね。」
 「・・・はい。」
 「酷い! みんな自分のことばっかり! もう何も信じられない。 こんな最悪なことばっかり!」
 そこへ、倉田が駆け込んでくる。
 「純子は、事故でも自殺でもない! 私、全部知ってるんだから!」
 そう言い走り去る倉田。
屋上 「私が殺したんです。 私が・・純子を突き落としたんです。」
 「倉田・・」
「サチヨだったの!?
 どうして?どうしてよ! 私達あんなに仲良かったじゃない。」
「どうして・・。」と担任。
 「先生だって知ってたくせに。」
 「え?」
 「私が・・みんなから避けられてたこと。
でも、純子だけは違った。 一緒にいてくれた。」
 「そうだよサチヨ!なにのどうして!?」
消えかかっていた純子の姿が、こんどははっきりと戻る。
 「酷い!殺すなんて、絶対に許せない!」
「許せなかったの。」
「え?」
 「信じてたのに・・。 純子は平気で私を裏切った。」
 「裏切った?私が? でも、私とサチヨは・・。」
教室で転んでしまった純子に、サチヨは笑顔で手を差し伸べてくれた。
「行こう!」
「うん!」 しっかりと繋がれた二人の手。
「どういうこと?」
「純子は・・」
サチヨがいないクラスルームで、級友たちがサチヨの悪口を言っていた。
 「ね、純子はサチヨと仲いいの?」
「・・・ううん、全然。そんなことないよ。」
 純子がそう答えてしまったのを、サチヨは聞いていた。
 級友がわざとサチヨにぶつかっても、 純子には救いの手を差し伸べることが出来なかった。
 「私・・」 純子の瞳から涙がこぼれる。
サチヨが落としたお揃いのストラップを拾おうとしても、 手をすり抜けてしまう。
教頭たちも屋上に駆けつける。
「私も一緒だ・・あの人たちと。 自分のことばっかり・・。」
 「純子だけは許せなかった。 憎くて・・憎くて・・。 でも、殺しちゃうなんて・・。」
サチヨが屋上のヘリへと進んでいく。
 「サチヨやめて!! ごめんね!! サチヨ!!」
落ちていこうとするサチヨの手を、純子の手がしっかりと捕まえる。
 サチヨを屋上側に引っ張った純子の体は反対に、宙に投げ出され、 二人の手は離れていき・・・。
 そして、純子は姿を消した。
 保健室で目覚める純子。
 自分が今生きていることを確認すると、純子は急いで屋上へ。
 駆けつけた純子の姿に驚く先生たち。
 「ごめんね、サチヨ。」 純子がサチヨに手を差し伸べる。 その手をしっかりとつなぐサチヨ。
 「・・・良かった。 ごめんね。」 純子は首を横に振ると、お揃いのストラップをサチヨに渡す。
 微笑みあう二人。 屋上の端でじたばたと暴れる教頭は・・・ 下に落ちてしまった 教頭が保健室のベッドで目を覚ます。
ベッドには、もう一人の自分。 「・・・うわぁ!」

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